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最終更新日:2022.2.20

名古屋市営バス 資料集(作成中)

概要

大都会名古屋の暮らしの足を支える名古屋市営バス。このページでは車両紹介をはじめ、管理人が集めた名古屋市営バスの各種資料を展示しています。

目次

      
  1. 車両
  2.   
  3. その他資料
  4.   
  5. 名古屋市営バスについて(管理人の備忘録)

車両

概要

車両数約1000台を誇る名古屋市営バスでは、国内の4大バスメーカー(いすゞ、日野、三菱ふそう、日産ディーゼル<現在は撤退>)の車両が、それぞれ一定数の勢力を有しています。本節では管理人が撮影した市バス車両の写真を、形式別に展示します。(なお、本節では車両に関する情報の大半を「まるはち交通センター」様のHPに依拠しています)

大型車

いすゞ・エルガ KL-LV834N1改

いすゞ・エルガ PJ-LV234N1

  

いすゞ・エルガ PDG-LV234N2

  

いすゞ・エルガ PKG-LV234N2

  

いすゞ・エルガ LDG-LV234N3

  

いすゞ・エルガ LKG-LV234N3

名古屋市営バス_エルガ
NS-278号車(猪高) 2020.1.20 名古屋大学にて
  

いすゞ・エルガ QPG-LV234N3

  

いすゞ・エルガ QKG-LV290N1

  

いすゞ・エルガ 2KG-LV290N2

  

いすゞ・エルガ 2PG-LV290N2

  

いすゞ・エルガ 2RG-LV290N3

  

<引退済>日野・ブルーリボンシティ KL-HU2PPEE

曲線で型取ったバンパーとセーフティウィンドウがスタイリッシュなこのクルマ。「ブルシチ」「BRC」などの愛称でも親しまれています。エンジンを垂直横置きしたため生じるリア部のデッドスペースも特徴的でした。ミッションはAT。2018年度中に引退しています。

名古屋市営バス_ブルーリボンシティ
NH-19号車(猪高) 2018.9.5 名古屋大学にて
  

日野・ブルーリボンⅡ PJ-KV234N1

  

日野・ブルーリボンⅡ PDG-KV234N2

  

日野・ブルーリボンⅡ PKG-KV234N2

  

日野・ブルーリボンⅡ LKG-KV234N3

三菱ふそう・エアロスター PKG-MP35UM改

NF-25号車(浄心)は2012年、NAGOYA学生キャンパス「ナゴ校」の学生らによるデザインで「三英傑デザインバス」として運行を開始。ゲーム風のマップを信長・秀吉・家康の三英傑とシャチホコ(?)が練り歩くという大変ユニークなデザインでした。2020年度中に通常塗装に戻された模様です。
(参考文献)名駅経済新聞HP2012年8月28日付「名古屋市交通局が『三英傑デザインバス』-名古屋駅~栄で運行」 2022年2月20日アクセス

名古屋市営バス_NF-25
三英傑バスのNF-25号車(浄心) 2019.11.25 名古屋大学にて
名古屋市営バス_NF-25
三英傑バスのNF-25号車(浄心) 2019.11.25 名古屋大学にて

日産ディーゼル・UA KL-UA272KAM

日産ディーゼル・スペースランナーRA ADG-RA273MAN

上述のUAと同じく西工車体架装の日デ車で、フロントマスクの形状は酷似している一方、窓配置がかなり異なるので容易に区別できます。ミッションはATです。

名古屋市営バス_スペースランナーRA
高速対応車兼基幹1号系統予備車のNN-70号車 2020.2.3 新瑞橋にて

中型車

いすゞ・エルガミオ PDG-LR234J2

P*G-代のエルガミオはアイシン製ATを搭載。(ちなみに管理人は、このクルマの走行音に魅了されたのがきっかけでバス沼にハマりました・・・)

名古屋市営バス_エルガミオ
NMS-92号車(御器所) 2020.2.3 名古屋大学にて

いすゞ・エルガミオ SKG-LR290J2

いすゞ・エルガミオ 2KG-LR290J3

いすゞ・エルガミオ 2KG-LR290J4

日野・レインボーⅡ PDG-KR234J2

<引退済>三菱ふそう・エアロミディMJ KK-MJ27HL

車体長に対してホイールベースが長い独特の風貌から「ダックスフンド」「ダックス」とも呼ばれるこのクルマ。ノンステップエリアも標準的な中型ノンステ車よりも広めの車内となっています。局番は"NMF-○○"。ミッションはATです。局番の若いクルマはそれまで伝統であった横引きカーテンを装備していましたが、後期の車両ではガラスを着色ガラスとする代わりにカーテンは省略されています(写真を参照)。名古屋市営バス最後の幕式方向表示器を備えた一群でした。2020年度中に殆どが引退し、残ったクルマも2021年度初めには引退した模様です。

名古屋市営バス_エアロミディ
NMF-23号車(御器所) 2021.4.20 名古屋大学にて
エアロミディ_車内
横引きカーテンを装備した車内 2020.10.22 NMF-12号車(御器所)にて
エアロミディ_車内
横引きカーテンの無い車内 2020.10.12 NMF-26号車(御器所)にて

小型車

<引退済>三菱ふそう・エアロミディMJ KK-MJ27HF

上述のエアロミディは車体長9mであるのに対しこちらは7mとなっており、コンパクトな外観が特徴です。局番は"NSF-"で始まります。間にSが付くので名古屋市営バスでは小型車の区分となりますが、車幅は2.3mなので法律上は中型バスとなるため注意。ミッションはATです。主に地域巡回系統にて運用されていましたが、2021年度中に全車引退しました。

名古屋市営バス_エアロミディ
中巡回系統を走るNSF-2号車(御器所) 2020.2.3 大須観音にて
名古屋市営バス_エアロミディ
NSF-30号車(楠)の非公式側 2020.9.16 上飯田にて

その他資料

この節では、管理人が集めた市バスにまつわる様々な資料を展示しています。

節分バス

毎年2月3日の節分には名古屋各地の観音寺で節分会が行われます。それに合わせて市バスは大須観音⇔笠寺西門、笠寺駅⇔笠寺西門⇔新瑞橋に臨時急行バス(節分バス)を運行し、大勢の参拝客を輸送します。

名古屋市営バス_節分バス
大須観音にて発車待機中の笠寺西門行急行バス 2020.2.3 大須観音にて
名古屋市営バス_節分バス_バスマスク
一部の車両には節分バス専用のバスマスクを装着します 2020.2.3 大須観音にて

市バス90周年

名古屋市営バス_90周年
市バス車両に貼付された90周年ステッカー
名古屋市営バス_バスコレ
バスコレ市バス90周年2台セット(外箱)
名古屋市営バス_バスコレ
NH-260号車(御器所)
名古屋市営バス_バスコレ
NS-31号車(稲西、2022年2月現在は中川)

名古屋市営バスについて(管理人の備忘録)

行政組織内における市バスの位置づけ

市バスや地下鉄等の輸送事業は「交通局」という部局が担当します。交通局は総務局や環境局など数ある部局の中の1つであり、他の部局と同様、副市長が主管として指揮します。交通局の中にはさらに営業統括部、企画財務部などの各部門があり、バス事業は「自動車部」が担当します。

参考文献

経営状況

名古屋市交通局は地方公営企業法に基づく公営企業であり、独立採算を原則とします。2015〜2019年度の経常収支は黒字を保ってきましたが、この黒字は本業の運輸収益に加えて一般会計からの補助金や雑収等の収入を含めてのものであり、本業での収支である営業収支は一貫して赤字となっています。さらに令和2年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により、黒字を保ってきた経常収支も赤字に転じました。

なお、路線ごとの営業係数(100円の収入を得るための費用)は交通局HPから閲覧することができます(オタクにとっては嬉しい限りです・・・)。→令和2年度営業係数(外部リンク)

参考文献

民間への管理委託

名古屋市交通局は公営企業であり、従って所属する人員は従来地方公務員という形でした。しかしながら、近年では民間バス事業者への管理委託を営業所単位で進めています。

管理委託とは、市が民間事業者に委託料を支払い、運転、運転管理および整備の各業務を委託することをいいます。運行責任、車両及び収入は引き続き委託者である市が引き受けます。2022年2月現在では浄心・楠・港明の3営業所が三重交通に、大森・野並の2営業所が名鉄バスにそれぞれ委託されています。これらの営業所では、市バスの制服を着た運転士が市バスの車両を運転するものの、運転士は公務員ではなく民間事業者の社員となっています。

民間事業者への管理委託が進む背景には、走行キロ当たりの人件費が民間事業者の水準を大幅に上回っているという状況があるようです。

参考文献